2014/08/10 関ジャニ∞ 十祭

関ジャニ∞の十祭味の素スタジアム公演二日目。数時間の睡眠を経て、舞い戻ってきたぜ飛田給。今回は行きの電車も前2両目あたりに乗ったらすいており、快適に行けた。会場内に入る頃にはぽつぽつと雨が降り出していたけれど、席についてからカッパを着たり鞄をしまったりする余裕もあったのでセーフ。後述するが、雨は公演始まってから本降りに。曲と構成は一日目と同じのため割愛。印象に残った部分、一日目とは違うなと思ったところだけを抜粋。

二日目は、バクステ目の前4列目という良席を叩き出し、わたしは本年度の席運をすべて使い果たした。もう横山さんと村上さんの「torn」を至近距離で見れるということだけを考えて公演に臨んだ。それと、二日目はちゃんと最初から見ることができた。曲が始まる前の映像もばっちり。1曲目「浪花いろは節」では雨が少し降っており、「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」で本降り、「モンじゃい・ビート」で豪雨に。おまけにモンじゃい中は水が吹き出したり、メンバーがトロッコから消防ホースみたいなもので水を撒くという演出もあるので、二重にも三重にもびしょ濡れになった。大倉さんが放出した水が風向きのせいで全部自分に返ってきていて大笑いした。この人はやっぱりバカなのかもしれないとひっそり思った。水もしたたるいい男とはまさにこのことで、雨に打たれながら歌い踊る男たちに存分に魅せられました。間近で見る渋谷さんと横山さんのうつくしさに悲鳴にならない悲鳴を上げた。丸山さんはずっとかっこいい。いちいち言ってたらもうレポが進まない。かっこいいです。 

ジャニーズメドレーがおわる頃には雨がしだいに止み始め、エイトレンジャーの寸劇が始まる頃には完全に晴れた。雨が止み始めた頃、ふと上を見上げたら雲がすごい速さで流れていて、あっという間にオレンジ色の空が顔を出してきて、ライブではない部分でちょっと感動した。二日目でいちばんよかったところは、まさにこの天気がつくりだす雰囲気だった。エイトレンジャーのあとのアコースティックコーナーと「オモイダマ」がほんとうに雰囲気とぴったり合っていた。風がそよいで雨上がり特有のみずみずしい空気が流れるなかで、丸山さんがうっとり照れ笑いを浮かべながら聴き込んでいるのを見ていておもむろに泣いた(n度目)。丸山さんへのいとおしさが暴発しただけのこと。台風11号、この恩は忘れない。「オモイダマ」なんてCD買っていないし、おまけにファ◯キー◯ンキーベイ◯ーズみたいだとか言っていたのに、この天気と雰囲気のなかで聴いたらものすごくいい曲に聴こえた。天気つながりで言うと「Heavenly Psycho」もかなりよかった。

そして、お待ちかねソロ・ユニットシャッフル。「Kicyu」では渋谷さんが大サビの歌詞を変えて「だったら合わせてすばと亮 すばりょすばりょすばりょ 気まずいなあ」と歌っており会場騒然。そしてそんな「Kicyu」がまだおわっていないのに、目の前で横山さんと村上さんがスタンバっているのを見てしまったら意識が完全にそちらにもっていかれた。錦戸さんと渋谷さんすいません。目の前で華麗に舞う二人は想像していたよりずっとアイドルだった。アイドルである二人が本気で歌って踊っているのを見て、わたしがアイドルを追いつづけるのはこれが見たいからなんだと再認識した。電撃が体中を走って、舌まで痺れるようだった。でもそのあとの丸山さんの「わたし鏡」も、前段で書いた天気の織り成す雰囲気が最高で昨日より落ち着いてじっくり聴けた。大倉は「パンぱんだ」でおなかぺこぺこぺこりんちょと歌詞を盛大に間違えていた。 

「純情恋花火」は例のごとくCDを買っていないので、一日目も二日目も予習ほぼなしで聴いていた。前日はメインステのほぼ真横の上層スタンドにいたので、花火が斜め横からしか見れなかったのが心残りだったが、二日目は予想通り真っ正面からばっちり見れた!正直曲より花火のうつくしさに気をとられていた。ただ、あの曲の披露中に打ち上がるからこそ、こんなに感動したのだと思う。花火と人混みが苦手で花火大会には行かないわたしにとって、今年最初で最後の花火。それをエイトのコンサートで見れてよかった。

そして最後のMCで横山さんは二日連続で号泣。よほど込み上がってくるものがあるのでしょう、うまく言葉にできずにもどかしそうだった。そしてわたしも、冷たい風の切なさに煽られ感極まり泣きました。横山さんに泣かされた。そこからの「大阪ロマネスク」でまた泣いた。冷気の混じった早秋を匂わすような空気感と、哀愁漂うメロディラインが気持ちを高ぶらせてくるから、涙せずにはいられなかった。ファンにマイクを向けられ歌うところで不覚にも号泣。 

アンコールは一日目と同じ。ただ二日目はダブルアンコールがあり、「10年後の今日の日も」を披露。アットホームな雰囲気でおわり。

個人的には、一日目は初日ということもあり、予期せぬ展開に振り回され終始興奮状態でおわったけど、二日目は落ち着いて雰囲気を楽しめたという感じ。ダブルアンコールのことを考慮してか、エイトレンジャーの寸劇やらが若干巻き気味だった気がしてそれが少し残念。でもわたしの好みとしては、二日目のほうが断然よかった。一日目のような野外ならではの熱いお祭り騒ぎな雰囲気もすきだけれど。二日目のように、雨が盛り上げる扇情的なパフォーマンスや、雨上がりの爽やかだけど物悲しげな雰囲気の中で披露されるバラード、ミディアムテンポの曲のほうがすき。どちらにせよ、関ジャニ∞というアイドルに翻弄され完全燃焼しきった二日間だった。大阪公演も成功しますように。メンバーも、スタッフさんも、ファンの方々もみなさまおつかれさまでした。